今や日常生活に欠かせない空気清浄機ですが、プラズマクラスターとナノイーがありどちらを選ぼうか迷ってしまいますね。
Panasonicがナノイーで、SHARPがプラズマクラスターで、メーカーによって名前が違うだけという認識の方も多くいますが、実はこのふたつは全くの別物なんです。
そもそも、プラズマクラスターとナノイーの違いは何なのでしょうか?
そこで今回は、ナノイーとプラズマクラスターの違いを比較して、どっちがいいか解説します!
それぞれどんな特徴があるのか、設置場所や、どんな効果を求めているかによってどちらを選ぶのかもポイントごとに詳しくご紹介しますね。
ナノイーとプラズマクラスターの原理の違いを比較!
加湿器が
壊れちゃったのでSHARPの空気清浄機衝動買い電源入れて30分くらい経ったら部屋の中が家電量販店みたいな空気になった
イオンとか
ナノイーとか
プラズマクラスターとかあんま信憑性ない見えないもの信じないけどこれはいいものだ!
SHARPさん凄いね!
空気清浄機はSHARPだ! pic.twitter.com/PvrvbkipZX— @忍野 景💙🐾 (@darkness4nenke1) February 3, 2023
ナノイーとプラズマクラスターは何が違うのでしょうか?
どちらも空気をきれいにするのだから同じでは?とも思いますが、実はこのふたつは原理に大きな違いがあります。
どちらもイオンの力で空気をきれいにするのですが、そのイオンを発生させる過程が異なります。
それぞれどんな原理で動いてイオンを発生させているのか解説します。
ナノイーとは
ナノイーは汚染物質を除去する働きのあるOHラジカルをたくさんの水分で包んで放出します。
ナノイーはナノサイズのOHラジカルのことで、ナノイーの粒子は通常の空気のイオンに比べ約1,000倍もの水分で包まれています。
どうやってナノイー粒子を作るのかというと、空気中の水分に高電圧を加える独自の技術でマイナスイオンを発生させ、それを空気にまとわせて生成できます。
ナノイーにはOHラジカルが大量に含まれていて、このOHラジカルが空気中の汚染物質と触れ合うことで除去できます。
ナノイーは水分がたっぷり含まれている分長持ちしますし、乾燥しにくく肌への影響も良いと言われています。
またナノイーは体に悪いのか、発がん性など科学的根拠を交えた体に与える影響を、より詳しく解説いたします。
プラズマクラスターとは
プラズマクラスターは、結合したときにOHラジカルになるふたつのイオンを放出し汚染物質の上でOHラジカルにして空気をきれいにしてくれます。
プラズマクラスターは、プラズマ放電によりプラスのイオンとマイナスのイオンを発生させます。
それぞれのイオンの周りを水分子が包み込むことで安定したプラズマクラスターイオン化し、空気中の汚染物質の表面で結合します。
この結合の際にプラズマクラスターイオンはOHラジカルとなり、汚染物質を除去してくれるのです。
どっちがいいの?
ナノイーもプラズマクラスターもどちらもOHラジカルの力で空気をきれいにする効果があります。
気になるにおいを消してくれたり、カビなどの汚染物質を除去してくれる効果は変わりません。
それぞれに得意分野があるので、どちらの方がいいということはなく、使用する部屋の条件や期待する効果に合わせて選ぶのがおすすめです。
ナノイーとプラズマクラスターの効果の違いを比較!
ナノイーな空気清浄機!!
G9からお借りしたよ♪(*´∇`*) pic.twitter.com/uNIoBid3FO— なるみ@劇団かに座 (@narumi_kaniza) November 15, 2020
ナノイーもプラズマクラスターもそれぞれ空気をきれいにするという点では同じですが、効果には細かい違いがあります。
どんな効果を期待して空気清浄機を買うかによって、ナノイーにするのかプラズマクラスターにするのか検討しましょう!
浮遊菌、付着菌、花粉やニオイにどんな効果があるのか詳しく解説します。
浮遊菌
浮遊菌とは空気中を漂う菌のことです。
具体的には、ウイルスやカビ、ダニの死骸などのアレルギー物質のことを指します。
浮遊菌については、プラズマクラスターもナノイーもどちらも同じ効果が期待できます。
ただ、ナノイーの方が寿命が長く空気中を漂う時間が長いため、若干ナノイーの方が効果が期待できるかもしれません。
付着菌
付着菌とは、身の回りのものについてしまった菌のことで、ドアノブなどが分かりやすいかと思います。
菌の衝立でドアノブを触ると、ドアノブには付着菌がたくさんある状態になります。
付着菌に関しても浮遊菌と同様で、プラズマクラスターもナノイーも効果は同じです。
花粉
花粉も空気中に漂ったり服などに付着するので、浮遊菌と付着菌と同じような結果になるかと思いきや、花粉はナノイーの方が効果が期待できます。
ナノイーの粒子が花粉に付着した時、OHラジカルが花粉のたんぱく質を除去し、花粉を無効化することができます。
ナノイーの公式サイトにもスギやヒノキなど主要な花粉13種を抑制と記載がありました。
花粉症で家に花粉を持ち込みたくないという人はナノイーの方がおすすめです。
ニオイ
プラズマクラスターはOHラジカルがニオイのもとに付着して消臭するだけでなく、本体に光触媒脱臭フィルターを内蔵し吸い込んだニオイ成分を分解、脱臭してくれます。
しかも嬉しいことにこのフィルターは交換不要なんです。
お手入れが楽なのは断然プラズマクラスターですね。
対してナノイーは、粒子が細かく繊維の奥まで届きます。
カーペットやソファに染み付いたニオイにまでアプローチできるので、部屋に染み付いた生活臭などにも効果的です。
カーペットやソファは頻繁に洗濯するのが難しい家具なので、ナノイーのパワーで消臭できたら嬉しいですね。
その他
菌や花粉、ニオイなどは空気清浄機に求める基本的な効果ですが、それ以外にも比較ポイントがあるのか調べました。
まず、美容面ではナノイーの方が効果が期待できます。
美肌効果が期待できるのはどちらも同じですが、ナノイーはたっぷりの水分で包まれていることから髪への潤い効果も期待できます。
また、ナノイーは冷蔵庫の低温障害抑制効果も期待できます。
対してプラズマクラスターは静電気を抑える効果があります。
乾燥した季節には特に静電気が起こりやすいので、抑制効果があると嬉しいですね。
静電気はほこりなどを引き寄せてしまうので、プラズマクラスターの静電気抑制効果でほこりも積もりにくくなるかもしれません。
ナノイーとプラズマクラスターは結局どっちがいいの?選び方を紹介!
ちょっとぜんそくがひどくなってきたので、思い切ってアマゾンのタイムセールで購入しました。
効果があるかわかりませんが、良くなるといいなぁ…😊シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 ホワイト KC-N50-W pic.twitter.com/XumstZ2v2b
— てんぎ (@Tenghi_) February 4, 2023
原理は異なるものの、ナノイーもプラズマクラスターもどちらも同じ空気清浄効果があり、結局どっちを選べばいいか迷ってしまいますね。
選ぶ際は置く場所やお手入れのしやすさで選ぶのがおすすめです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
置く場所で選ぶ
ナノイーとプラズマクラスターは空気を吸い込む場所が違います。
ナノイーは前から、プラズマクラスターは後ろから空気を吸い込むため、吸込み口の付近には空間が必要です。
前から吸い込むナノイーは壁に沿って設置できるので置き場所には困りません。
対して、プラズマクラスターは後ろから空気を吸い込み、発生させた空気を部屋全体に飛ばして循環させることで空気をきれいにします。
そのため壁際に置くことで効果を発揮しますが、本体の後ろに空間に必要なので壁から30センチ離しておく必要があります。
お部屋のインテリアを邪魔しないよう好きな場所に置きたい場合は、ナノイーの方がおすすめです。
お手入れで選ぶ
空気清浄機のお手入れが楽だと嬉しいですよね!
ナノイーもプラズマクラスターも、フィルターを掃除機で吸ってほこりを取り除くお手入れが必要です。
ナノイーはカバーを外してフィルターを取り出す必要がありますが、プラズマクラスターはカバーがないのでその分楽ですね。
また、フィルター交換の目安はナノイーが5~10年、プラズマクラスターが10年ということでした。
関連して、ダイソンの空気清浄機のフィルター交換時期やお手入れの手順も確認してみてください。
お手入れの手軽さは、それほど大きな差はないもののプラズマクラスターの方が楽そうですね。
空気の清浄効果の早さで選ぶ
ナノイーもプラズマクラスターも同じように空気をきれいにしてくれるのですが、その清浄効果の早さに違いがあります。
ナノイーは空気をどんどん吸い込んできれいにしてくれるのでスピード感があります。
対してプラズマクラスターは発生させた空気を部屋中に飛ばして、それを吸い込んで空気を循環させることできれいにします。
空気の清浄効果を比較してみるとナノイーの方がおすすめです。
また、喘息の人におすすめの空気清浄機や喘息が悪化する可能性があるかどうかもよく吟味してください。
加湿機能の有無で選ぶ
冬の乾燥する時期などは加湿器が必要になりますよね。
加湿をしてお部屋の空気を潤すことは、美容や喉に良いだけではありません。
イオンを発生させる過程で空気中の水分を必要とするナノイーもプラズマクラスターも、部屋の湿度を一定に保つことで本来の力を発揮します。
ナノイーもプラズマクラスターも加湿器付きのタイプがあるので、どちらも同じですね。
イオン発生ユニットのコスパで選ぶ
ナノイーもプラズマクラスターも、放出されるイオンの量は使用する時間とともに経年劣化します。
イオン発生ユニットの交換費用は使用するモデルなどによっても異なるので、コスパの良さで選ぶのがおすすめです。
ナノイーはイオン発生ユニットの交換をする仕組みがない為交換不要です。
イオン発生ユニットが壊れたときがナノイーの寿命となります。
対してプラズマクラスターでは、約17,500時間使用するごとにイオン発生ユニットの交換が必要です。
17,500時間は、24時間つけっぱなしにした状態で、729日とすこしです。
とはいえ、専門的な問題になるのでイオン発生ユニットよりもフィルターに着目して比較するのがおすすめです。
ナノイーとプラズマクラスターの違い比較のまとめ
空気清浄機、とりあえずひとつはシャープのこれにした。フィルターは様子見ることにして、完封は無理でもプラズマクラスターに多少なりウイルス撃墜してもらう。
あとひとつは同じのかもう少し小さめか悩む pic.twitter.com/SESyOSNCTs
— ゆうす湖♨️雲と夕焼け☁🌇️💛💙 (@yousko_2nd) February 3, 2023
ナノイーもプラズマクラスターも、空気清浄機能が高く魅力的なため、どちらを選べばいいのか迷ってしまいますね。
様々なポイントから比較してみましが、いかがでしょうか。
美肌効果や花粉対策、置き場所を重視するならナノイーがおすすめです。
プラズマクラスターはお手入れが簡単で、静電気抑制効果によりほこりがつもりにくくなるのが魅力的ですね。
花粉の季節には空気清浄機が手放せないという方も多いです。
ぜひ自分にぴったりの空気清浄機で快適な室内空間を手に入れてください!
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